毎日冷え冷えですな。
夏の酷暑の次は極寒地獄ですかい?
まあ朝イチだけは少し辛いけども、仕事で動き出したら何て事無くなるんだな。
慣れですよ慣れ。
今月から始まった千葉県某所のマンション修繕工事。
お客の部屋にズカズカ入り込んでバタバタとサッシを外す。
爺さん婆さんが多いマンションだから、この寒い時期に気の毒だなあって思うわ(苦笑)
まあ消費税増税前の駆け込みの工事だから仕方無い。
さて、世間は(一部ね)アベノミクスだオリンピックだとアゲアゲムード一色。
はあ?…てな感じだよな(笑)
都内はマンション建設ラッシュ。まあオフィスビルもか。
この業界に関わる人なら嫌と言うほど聞いてるであろう、現在の人手不足。
震災の復興事業で被災地に人手が集中しているっつー理由もあるが、もう少し根が深いんだよなこの問題は。
そんな最中飛び込んで来たニュース。先月末の出来事。
今年3月に引渡し予定の高級マンションが建物の強度不足につき契約解除、引渡し中止の事態に。前代未聞である。
売主はM地所、施工はスーパーゼネコンK建設のいわば業界のトップに君臨する2社によるフラッグシップマンションである。
場所は日赤通り沿いの一等地。
広尾の駅から日赤通りを抜けて高樹町方面の辺りは、俺もアチコチで現場回ってたから今回のこの物件も引渡し直前に
呼ばれるかなって気にしてたんだよね。
切っ掛けは「内部告発」だ。
マンション購入者が集う物件の特設サイトのBBSに書き込まれたレポートが全てをぶち壊したんだ。
要約すると、この告発者がどの段階で発見したかは不明だが、地下ピット内に無数の「コア抜き」の穴を見つけ
一般人にも分かる様に「蜂の巣だらけ」と表現したらしい。設備の配管の為の穴を造り忘れコアで後から開けたっつー事。
これは俺の憶測だが、耐震強度に影響するコア抜きって…梁をやったのかなって。
事件の記事によると、引渡し中止の説明会で「強度計算によると、震度5で崩壊の可能性有り」ってんだから尋常じゃ無いよね?
俺は躯体工事は専門外だから素人憶測なんだけど、コア抜きなんてドコの現場でも多かれ少なかれやってると思うんだよね。スラブなんかは穴だらけだし。
つー事は、震度5で崩壊の危険性なんてなるには、梁の中の鉄筋切っちまったんじゃないのかなって。違うかな?
まあ真相は有耶無耶のまま金で解決する方向で決着するんだろうな。
実際この当事者である大企業2社は、手付金の数倍返しで解決へと舵を切っている。
マスコミ各社にも封じ込め対策をしてるんだろう。報道したのは1~2社くらいじゃないかな?
このマンションの購入者層ってのが、ギリギリの予算で買う訳じゃ無いだろうからさ。
騒ぐのも恥ずかしいって思ってるのかもな。
この事件も根が深い。業界の病巣は何処にあるのか。
俺も業界の端くれとして、この問題に切り込んで行こうと思う。
今回は長くなったから続きは次回(笑)
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- 2014/02/05(水) 22:56:58|
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